検索エンジンの仕組みを理解するための体験型教育用ソフトウェア

要旨

 近年、中学校では教科「技術・家庭」、高等学校では教科「情報」として情報教育が必履修となった。当初、行われていた授業はコンピュータリテラシーに力点が置かれたものであったが、最近では情報の科学的理解についても重視されるようになってきた。一般に、情報の科学的理解を深めるための教材は、大学の授業資料を中心に様々な形で提供されているが、中・高校生向けの分かりやすい教材は十分とは言い難い。  本研究では、日常生活で重要な役割を果たし注目されている検索エンジンについて、中・高校生でも容易に理解できて、また実際に操作できる体験型のソフトウェアを開発した。本ソフトウェアでは、ブラックボックス化されているインデックスの作成過程と、単語を検索する際にそれがどのように活用されているのかを見て学ぶことができる。データの流れを目で追うだけではなく、任意のWebページをインデックス化できたり、利用者のペースでインデックス作成の過程を一つ一つ見ることができるなど、対話的に学ぶことができる。数人での模擬授業の結果、本ソフトウェアの有用性を確認した。
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