既設のパソコン教室を借用して実施する大規模なCBTの実現方法

要旨

近年,Microsoft,Oracle などのIT 系各種認定資格試験や,ARE (米国建築家登録試験),医学系・歯学系の臨床実習 開始前の学生評価のための共用試験(以下全国共用試験) など,各種資格試験に対してComputer-Based Testing (以下CBT) が導入されてきている.一般にCBT を実施するためのシステム環境の統一,および元の状態への復旧には システムの特権を必要とし,また多大な手間を必要とする.医学系・歯学系の全国共用試験では,CBT を実施する環 境を統一するためにOS ごと入れ替え試験を実施し,試験の終了後に元の状態に戻すという作業を行っているところも あるが,この手間も少なくない.そこで,本研究では容易に試験環境を構築でき,かつ試験終了後には速やかに元の環 境に戻せるようなCBT の実施方法を提案することを目的とする.まず,現状のCBT と既存研究を調べ,問題点を踏 まえた上で,CBT の実施に際しての要求要件を列挙した.次に,これらの要求要件を満たした上で実現可能な方法を いくつか検討し,その中からネットワークブートを使ったDiskless Linux を利用する方法で,試作システムを作成し, 基本的な動作確認を行った.
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