情報リテラシーの育成と学校図書館

要旨

情報技術の進展とともに「情報リテラシー」の重要性が高まっている。情報リテラシーとは米国で唱えられ始めた概念だが,日本では類似概念として「情報活用能力」が1980年代に始まる教育改革以後,教育政策においてその育成が積極的に検討されてきた。ただしその概念は,米国の図書館界が中心になって作り上げた「情報リテラシー基準」ほど一定の概念が確立しているわけではなく,学校図書館との関係も必ずしも明確にうたわれていない。しかし学校図書館は,組織化された資料群と専門スタッフを備えた学校内情報センターであり,情報社会を生きぬくための基本的能力としての情報リテラシーを育成するのに最適の場である。学校図書館への社会的,公的措置が強く求められる。
PDF (English)