出版業界と図書館における電子タグ技術の現状と課題

要旨

出版物に電子タグを装着することによって出版・流通及び図書館業務の合理 化,コスト削減,利用者サービスの向上を図ろうとする試みが検討されてい る.電子タグは,接触することなくデータの送受信が可能であり,商品その ものに埋め込むことができることから,ユビキタスネットワーク社会実現の 観点から期待されている.しかし,一方で,電子タグによるプライバシー侵 害の可能性や知的財産権の拡張といった問題も指摘されている.本稿は,我 が国の出版業界及び図書館への電子タグの導入状況と中国の現状を文献にも とづいて調査した結果をまとめたものである.電子タグを導入することの利 点と問題点を整理し,今後の課題と将来的な可能性をまとめた.
PDF (English)